Sunday, January 17, 2010

Angela Fensch - Frauen Porträts Kinder - 1989 und 2005 -





Angela Fensch (アンゲラ・フェンシュ)
1952年に旧東独圏であった、ドイツ北部のメクレンブルク=フォアポンメルン州の州都シュヴェリーン(Schwerin)で生まれた。
写真家。

検索するとカタカナ表記で名前が現れるので不思議に思ったら、1991年の"Mann Frau. Fotoessay"というシリーズの写真集が『男と女―フォトエッセイ・カップルズ』というタイトルで出版されていたんだね。このシリーズ、当時話題になったりしたから日本でも写真集が出たということなのだろうか?

今回ポストしたのは"Frauen Porträts Kinder - 1989 und 2005"というシリーズ。Google翻訳だと『お子様連れの女性の肖像画 - 1989年と2005年』と翻訳される。
このシリーズは、80年代の終わり、ベルリンの壁が崩壊した1989年にポートレートを撮影した人々を2005年に改めて撮影して両者を並べている。

サイトでは、写真を順に見ていくとまず2005年に撮影されたポートレートを見せられ、その後1989年に撮影されたポートレートを見せられる。現在と過去の写真が二枚で一組という構成になっていて、全部で十二の親子が登場する。最初にこのシリーズを見たときは、ドイツ語なのでタイトルなんぞ気に留めることなくだらだらと見ていたために、そういう構成になっていると、六組目、七組目を過ぎるあたりまでまったく気が付かずにいた。その後の写真を見ていてようやく、アレ?と思うようになって改めて確認すると、母親と子供の写真の現在と過去の写真が並べてあることが判明。"Frauen Porträts Kinder - 1989 und 2005"というタイトルの意味が分かっていれば、現在を見せて過去を見せるという構成に感心したかどうかは分からないが、最初に見たときには、最初に過去ではなく現在の写真を見せるというところを面白く感じ、その構成に少し感心した。

10年後とか20年後といった分かりやすい節目ではなく、1989年の16年後である2005年に同じ人たちを改めて撮影したのは何故なのだろう?2005年という年がドイツにとって何かの節目であったのだろうか?

Angela Fensch - Fotografin
Wikipedia
Angela Fensch - Fotografin



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